MD事業 設計
現在の仕事内容を教えてください
新機種の設計、請負開発品の設計・試作、自社製品の改良に取り組んでいます。
1.尿自動分析装置の新機種の設計 ~0から生み出す楽しさ~
顧客と打ち合わせを行い、どんな機能や性能が求められているのかを徹底的に話し合います。そこで得た情報をもとに、SolidWorksを使って3Dモデルを作成し、最適な構造を考え抜きます。設計が決まったら、試作を進めるために評価試験の方法を決定し、実際に試験を実施。結果をレポートにまとめながら、改良を重ねていきます。試作品を組み立てる際は、ただ部品を組み立てるだけではなく、「もっと精度を上げるには?」「効率的な生産方法は?」と考えながら進めます。さらに、スムーズに組み立てられるようにするための治具(作業用の道具)も自分で設計・製作します。サプライヤーとの調整や部品の納期確認など、ものづくりのすべてのプロセスに携わりながら、試作を完成させます。そして、自分が設計したものが形になった瞬間。まるで自分の頭の中で描いたアイデアが、現実世界に誕生したような感動があります。
2.請負開発品の設計・試作 ~お客様の想いをカタチに~
お客様の求める製品を一から設計し、試作まで仕上げる仕事です。まずは要望をしっかりと聞き、納入仕様書を作成して合意を取ることから始めます。その後、SolidWorksを使用して外装デザインや機構設計を進め、細部までこだわった設計を行います。設計が完了したら、部品を発注し、試作品を組み立てます。ここからが本番です。試作品を評価試験にかけ、実際の性能や耐久性をチェックし、最終的にお客様と立ち合い確認を行います。「これは素晴らしい!」とお客様に喜んでもらえた瞬間は、何よりも嬉しい瞬間です。
3.自社製品「うるぴゅあ」の改良 ~使う人の声を大切に~
世の中に出た製品は、そこで終わりではありません。市場からのフィードバックを受け、「もっとこうしてほしい」「こんな機能が欲しい」といった意見をもとに、さらに改良を加えます。たとえば、軽量化や耐久性向上、使いやすさの向上などを目標に、改良設計を行います。設計を変更したら、評価試験を繰り返し、新しい仕様が本当に優れているかを確認します。その結果をレポートにまとめ、変更資料を作成し、新しい仕様を正式に製品に導入します。こうしてより良い製品を生み出し続けることができるのも、この仕事の大きな魅力です。
仕事のどのようなところにやりがいを感じますか?
私は、自分が設計したものが試作され、やがて量産されて世の中に送り出される瞬間に、大きなやりがいを感じます。自分の考えたものが形になり、多くの人の役に立つことは、何にも代えがたい喜びです。試作の段階では課題が次々と現れますが、それを乗り越えるたびに成長を実感できます。そして、完成した製品が世の中で使われているのを見ると、「自分の仕事が世界を少しでも動かしている」と感じ、胸が熱くなります。
小松電子のどのようなところに魅力を感じますか?
小松電子の魅力は、大きく分けて三つあります。まず、仕事を通じて「想像力を養える」環境が整っていることです。新しい発想を求められる場面が多く、創造的な思考を鍛える機会が豊富です。次に、「成長の幅が自分の意欲次第」で決まる点です。努力すればするほど知識や技術を高め、専門性を深めることができます。さらに、「多様な仕事を経験できる」ため、幅広いスキルを習得し、柔軟な対応力を身につけられます。
先輩からのメッセージ
小松電子では、答えが決まっていないことにこそ面白さがあると考えています。試行錯誤しながら、自分なりの答えを見つけていく。その過程で成長し、気づけば自信もついてくる。そんな環境がここにはあります。「正解がないなら、まずやってみるか。」そんな気持ちで、一歩踏み出してみませんか? あなたの挑戦を全力で応援します。